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ルバーブとルー・リード

  • 2 時間前
  • 読了時間: 4分

今年は梅雨らしい梅雨で空気がじっとり。

木の陰から覗く猫の視線もじっとりしていました。


酸味が欲しくなるのは気温が高くなってきた時と、体が疲れている時。

ちょうどこの季節の変わり目の梅雨はまさにその時。

ルバーブが食べたい!ということで今年は早々にルバーブジャム仕込みました。


ルバーブはタデ科ダイオウ属の中の食用ダイオウにあたるもので、漢方に使われる大黄のお仲間です。

大黄は便秘を改善、体の熱を冷まし血の巡りを良くする効果があるとされます。

なるほどなるほど夏によさそうですね。

ジャムにしちゃうと糖分が多くなるのでその効能はいかに?ってとこはありますが、、。

まあ、そういう植物であるということです。


このセロリのような植物がぐつぐつ煮ていくうちに

このように繊維がほどけてとろーんとなります。

きゅっとすっぱくて甘い不思議なおいしさ。

いつも通り瓶詰めしてレジ横に並んでおりますし、

パンにも乗っけてみたりもしています。

どうぞご賞味くださいませ。


慌ただしく上半期が終わってしまいました。

7月もいつも通り営業いたします(火曜水曜定休日)。


食欲が落ちのど越しの良いものを求めがちな夏場ですが、パンはゆでたり炊いたり火を使うことなく食べられますので加熱調理による疲弊を避けられるという利点がございます。

何もやる気がないのに腹は定期的に空いてしまう難儀な体、、そんな時にもあると助かるのがパン!

どうぞ夏もパンをよろしくお願いいたします。






雑記


どこかでわたしは太極拳を習っていると書きましたが、2年弱程度の経験ですからもちろんまだまだペーペー。赤ちゃんです。

知らないことがたくさんあるわけです。

そうルーリードが、あのルー・リードが、あのThe Velvet Undergroundのルー・リードが太極拳をガチでやっていたことも知らなかった。

60年代のロックミュージシャンの不健康な不機嫌なイメージでみていたのでびっくりまさかの太極拳。

この本を編んだローリー・アンダーソンはルー・リードの晩年を共にしたパートナー。

つい先日、彼女のアーティストとしての功績を称え京都賞を受賞したとのニュースを見て、近年の活動からこの本も知ったのでした。


ルー・リード本人がインタビューで語ったことや、友人たちとの間で交わされたメール、師や交友のあったたくさんの人たちがそれぞれ彼との思い出を振り返り語る形で本書は構成されています。


ちなみにわたしがやっているのは楊名時太極拳という楊家太極拳を流れにもち各流派のいいとこどりをして編成した簡化太極拳(24式)と八段錦からなる健康目的の終始ゆっくりとした動きのもの。

ルー・リードが初めに出会ったのは呉式太極拳、最終的に熱を上げていたのは陳式太極拳という動きに緩急があり跳んだりもする太極拳の源流と言われる流派。

太極拳にはいくつかの流派があるのです。


この本で面白かったのはミュージシャン仲間も結構太極拳をやっていること。

ルーと共に太極拳をやっているメタリカのメンバーの写真はとても衝撃的で必見(面白すぎて吹いてしまった)。

イギー・ポップが気功や太極拳について語る箇所も興味深い(バナナ絶賛の語りがよかった)。


ドラッグでぼろぼろになった体と心を太極拳で立て直したルー・リード。

20代、Heroin, it's my wife and it's my life,と歌っていた人が、何よりも太極拳の時間を優先し、ツアー中でも毎日毎日続け、亡くなる直前まで太極拳の雲手の動作をしていたとのエピソード。

そののめり込み方は鬼気迫るものがあり、もはや信心ともいえ、創作の源で、絶対的生命線であったのだろう。


太極拳の型の美しさ、体を故障せずに鍛えられること、呼吸を整え、気を巡らせ、心を今に置き、瞑想の要素もあり心の安定にもいいんだと、普通の人よりも強い光と深い闇を体験してきた人が太極拳のすばらしさや哲学を語るからこそ一層の説得力がある。


わたしはそこまで真剣に突き詰めたいわけじゃないんだが(単純に息抜き的にやっている)、、でもちょっと頑張んないとだめだな、、と反省させられたりして。

このどんどんスピードアップして倍速で振り回されているような忙しない世の中で、太極拳のゆっくりとした世界に身を浸すことは時間軸のバランスを取り、ぼんやりした身体と意識に輪郭を取り戻して何かを見落とさないためには必要だなとは感じています。

まだ真髄には程遠いぺーぺーですけど。


太極拳に興味があってもなくても、60~70年代USロックで育った人や、東洋的な哲学に興味がある人にもおすすめの本です。


これを読んでいる間はずっとThe Velvet Undergroundとルー・リードのソロの曲を延々聴いておりました。

この本を読んでからはなんか聴こえ方が違うような、、(単純すぎる)

〆はルー・リードとその師レン・グゥアンイーとの共演映像を。

画像粗すぎだけど陳式太極拳てこんな感じってのが伝わるかと。


 
 
 

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