2023年のクリスマスシーズン突入
- bongout7
- 2023年11月22日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年11月23日
ぐずぐずしていましたがなんとか整いましたので、シュトーレンは11月23日より販売開始いたします。
シュトーレンは卵とバターたっぷりの生地に、ラムレーズンやオレンジピール、クランベリーなどのドライフルーツとくるみを加えて焼き上げたリッチな焼き菓子のようなパンです。

焼き上がりにバターとラム酒を染みこませ、粉砂糖で覆います。

うちのシュトーレンはマジパンを入れたりドライフルーツがぎっちり詰まった重厚なタイプではありません。
パン屋らしい素朴な味わいです。
販売期間は11月23日から12月25日までですが、売り切れ次第終了いたします。
ご予約取り置き承ります。
シュトーレンの他、クリスマスのクッキーであるスペキュロスも焼き上がりました。

こちらはシナモン・ナツメグ・ジンジャーなどのスパイスを加えてカリンカリンに香ばしく焼き上げた(八つ橋のような硬さの)クッキーです。

一枚ずつ木の型で抜いております。
30組60枚を仕上げるの2時間弱を要します。
菓子屋パン屋は効率で語るべきではないものを作るお仕事です。
販売期間は11月23日から12月25日までですが、製造が追いつかず途中で一時品切れすることもあるかもしれないです。
どちらも一人で食べてもみんなで食べても、クリスマスの気分を高める味わいとなっております。
どうぞよろしくお願いします。
雑記
毎年この時期は年末まで定休日も仕込みに勤しむのですが、息抜きももちろん必要で。
人から「それ全然息抜きになってないじゃん」と言われるようなことで息を抜き、
人から「息抜きにはぱーっと〇〇しなきゃ」などと言われるようなことで疲れる、
そんな人間なので誰もわたしの息抜きに付き合うよと言ってくれる友人は一人もおらず(友人には息抜きにはならない事ばかりなので)。
ところがうちの大家さん(推定70歳前後)に、わたしが普段から気分転換にプールで泳いだり近所を走っている話をしてみたら、勧めたわけじゃないのになんと走り出しました。
普段から5㎞くらいウォーキングをしている人ではあるのですが、歩くと走るは違うので案の定足を痛めてしまい、一言も勧めてはいないはずなのになんだか申し訳ない気持ち。
断念するだろうなーと思っていたら数日後に、「ウォーキングの時に途中1㎞くらい走っている」と、そして徐々に距離を増やしていく気でいるらしい。
すごい!めげないその歳で!尊敬!
ランニングは何歳からでも始められる、年取ってから始める人も多いとも言われますが、まさか大家さんがやる気になるとは、怪我をしないでほしいけど。

遠くない未来、大家さんと一緒に走りに出かける日が来るかもしれないなー
などと感慨深く見上げる秋の空。
ちなみに最近、仕込み中などにAudibleで色々聴いているのですが、去年の本屋大賞作品『同志少女よ、敵を撃て』の続きが気になるあまりにランニング時にも聴いてしまって後悔。
あまりに凄惨な銃撃爆撃シーンが続くお話なので、
敵から逃れて走っているような気持ちになり(かなり険しい顔をしていたはず)、
見渡しの良い普通の道の上を走っていることに不安を感じはじめ、
こんな走りじゃわたしなんかすぐ撃たれて死ぬなとペースが上がり、
茂みの方からがさっと音が聞こえただけでヒィッとなったり、
やたら遠くの人影や背後が気になりきょろきょろしたりちょいちょい振り向くなど、
これはマズイ、傍から見たら変な人でしかない、、
でも怒涛の展開に聴くのを止められない!と葛藤しながらの10㎞。
これは全く息抜きにはならなかったのでした。
音楽を聴くのも息抜き。
滑らかで優しく心ほどけるような懐かしさを感じるメロディのこちらで〆
11月からクリスマスソングを聴くと早々に食傷気味になるので12月から聴こうと思います。
コメント