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あけてまして2025

  • bongout7
  • 1月12日
  • 読了時間: 3分

あれよあれよという間に松の内も明けておりました。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

元日の朝、初日の出。

眩しくてしばらく目がチカチカ。


さて一月はガレット・デ・ロワのご予約販売を行っております。

つやつやに焼き上げたパイの香ばしさと中のしっとりしたクリームとの対比が最高においしいお菓子。

声を大にして言いたいのは、焼き上げた当日に食べるのが、絶対に、一番、おいしい。

シンプルだからこその直球のおいしさ。

フェーヴを入れて楽しんでも良し、フェーヴは入れずに食べることに集中するも良し。


1月の火曜水曜定休日以外は全てご予約可能です。

ご予約希望日の2~3日前までにご注文をお願いしております。

詳細は以下のページよりご確認くださいませ。

ご予約お待ちしております。



年末はジャムの仕込みが滞っておりましたが、年明けて再開しました。

いよかんママレードとパイナップルマンゴーの2種類が出来ております。

寒い朝に、熱い紅茶とママレードジャムをたっぷり乗せたトーストはいかがでしょうか。

二度寝したい気持ちが爽やかに吹き飛びます。




雑記


今年の読書1冊目はこちらでした。

ウォークス 歩くことの精神史。

500ページ越えの分厚さ。

正月三が日、駅伝選手の爽快で健やかな足の運びを眺めつつ、私の走りは彼らにとっては歩きレベルだなあなどと思いながら読み進めました。


目的地まで歩く。

行きたいところに行きたいときに歩いていく。

気分転換にひとり公園を散歩する。

日の光や心地よい風や自然風景を楽しむ歩き。

誰かとおしゃべりしながら並んで歩く。

健康のために歩く。


現代日本で生きる私が、考えるまでもなく自分の意志で自由にできることと思っている「歩くこと」。(もちろん足に不自由がない有難さには当然とは思わず感謝している)

それが過去では、土地によって、階級によって、性別によって、年齢によって、制限され、妨害され、一部では戦ってまでして歩く権利を勝ち取っていたりする。

えええ、、歩くってそんなに難しい事だったのかと驚きながらも、今も一人自由に歩くことにはリスクを伴う場合もあるなあと(特に若い女性と幼い子供)気付かされたり。


他にも大勢で同じ意志をもって歩くことや、ジムで機械の上を歩くことなど、歩くことはこれほど多義的であったかと知る一冊でした。



最近70代80代の方々に接することが増えまして、その中のおひとりのあちこち出掛けることを楽しんでいる超元気な80代の方が「そのうち歩けなくなるんだから、歩ける足があるうちは色々行くよ。」とおっしゃられました。


自分の思い通りに歩けなくなる日が来る。

それが私にはまだ先の見えないいつかの話だけど、その方にはおそらく先の見えた近い話で、来たるその日をカウントダウンしながらあちらにこちらにと歩く気持ちはどんなだろうか。

年を取るとできていたことができなくなってしまう、歩くことに限らずいろんなことを失い続けるのか、この先それを実感し続けながら閉じるように生きるのか、とネガティブ思考が炸裂。


しかし「年取るってみんなそういうもんだから。あんた~そんな考えたってしょうがないよ~。」と、がははと笑うあっけらかんとした人生の先輩。

失う事を悲観してしまうのは執着心があるからなんだろうなあと自分の未熟さを知るのでした。


みなさまもいっぱい歩きましょう。

いっぱい歩けばパンも美味しく食べられる。 

〆は歩く歌で



 
 
 

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