たまに食べたい厚切りトースト
- bongout7
- 2023年6月29日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年10月21日
定休日前、売れ残ってしまってがっくりと肩を落とした可哀そうな角食パンを抱え、とぼとぼと家に帰りました。
とはいえ、食パンが1斤あるとものぐさ太郎としてはまあまあ便利なもので。
お米だと炊かなくてはならないし。
麺類だとゆでなくてはならないし。
ガス代高くなっているし。
暑い日の休みは必要以上に動きたくないし。
夏の方がパンを食べるという奇特な方の気持ちも分かるような。

気持ちを大きく4枚切りのぶ厚いトーストを。
厚切りは香ばしくさっくりと焼けた表面と四つ角、中のしっとりもっちりとの対比がとてもとても良いです。
パンを手で割った時にCMのようにホクっと湯気が上がるのもポイントです。
ただ4枚切りのボリュームは、中年の胃にはおなかいっぱい。
開店当初から長らくうちのパンに親しんでくれているご近所さんから、「うちの子たち、ボングーの食パンは粉の風味が違うねと言って食べていた。」との恐れ多い有難きご報告。
特別高級な粉ではないんですけれどもね、粉の風味を生かすよう尽くしております。
そんな特別高級じゃないけど美味しいお粉がまた値上がりとなりました。
角食パンを10円ほど値上がりさせていただきました。
どうぞご了承くださいませ。
いやはや、光熱費の値上がりの方が厳しいですねえ、、
雑記
読書が進む今日この頃。

えーん表紙が怖いよ~、、というこちらの本を読みました。
西加奈子さんの作品は人間のエネルギーとか血肉が迸っているような文章で圧倒されます。
都合が悪いから蓋をしてきたような事、
直視するのが怖くて目を背けてきた事、
自分の世界にはいらないと存在を否定してきたもの、
などをぐいぐいと目の前に突き付けて逃がさんとばかりに腕を掴んでくるくらいの力強さがあるというか。
今話題の映画「怪物」とか、他の是枝監督作品でいうと「万引き家族」「誰も知らない」などに共通するような社会的弱者と言われるような人(実際は誰でもいつでもちょっとしたことであっという間に弱者になり得るのでこの世の全員が該当するはずと思うけども)の苦しみや心の葛藤を描いているので、それらの映画に感銘を受けた方にお勧めの1冊です。
夜が明ける瞬間は当たり前のように毎日訪れるけれど、いつも特別に感じる不思議。

八千代市某所の6月とある日の夜明けでございました。
今週もがんばってまいります。
まだ慣れぬ暑さに疲れた人におすすめのこちらの方の曲で〆。
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