ようやく言える、秋が来た
- bongout7
- 2024年10月10日
- 読了時間: 3分
秋はモフモフした植物を多く見かけますね。

やっとちょーっとは気温が落ちてきたので、湿度が50%以上でまだ高いんだけどなあ、、と悩みながらもメレンゲの製造を再開しました。

さっくり焼けておりますが、湿度の高い現在ですから湿気りやすいです。
湿気りやすいという言葉でイメージする10倍は湿気りやすいと思っていただくくらいが正解です。
袋を開け放って5分もあればべっとべとになります。
湿度が40%以下に下がれば幾ばくか湿気りやす度は低くなるのですが。
どうぞお気をつけて素早くお召し上がりください。
さて、気温次第で冬メニューの再開を考えてますが、フロランタン、クロワッサン共に現在のこの気温と湿度ではまだ無理なので11月前後になりそうです(去年は11月過ぎてから)。
さて、ここ数年入荷しなくなったボジョレー・ヌーヴォーですが、今年も入荷いたしません。
雰囲気に踊らされる時代よさようなら。(ちゃんとおいしく造られているのもたくさんあるってわかっているし、うちではおいしいのを入れていたんだけども値上がりが激しくて)
という事でヌーヴォーは入れませんが、ちゃんと仕込まれたガメイは好きなので、
通常ラインナップにボジョレーヴィラージュを追加いたしました。

重すぎず軽すぎず、程よい果実味にきれいな酸、優しくふわりと喉を滑り込み、しみじみした旨味の余韻が品よく舌に残ります。
秋の食材にもピッタリで、きのこ各種をちょっと天日干ししてバター炒めにしただけでも最高です。
最近ラインナップに入れたワインがもう一つ。

ギリシャはペロポネソス半島のネメアで育ったアギオルギディコ100%の赤ワイン。
なんとも読みにくいことこの上ない名称だらけです。
口に入れたときに果実味のボリュームを感じるのですが、渋みが丸く、とげがなく、ほっこりとした温かみとコクがある穏やかなワインです。
煮っころがしみたいなおしゃれじゃないいつもの料理と良いなって感じです。
2本とも夏の疲れた胃に優しいちょうどよいワインです。
パンと共にワインもどうぞよろしくお願い致します。
ここ数週間の夏から秋の入り口に立った近所の風景で〆たいと思います。

夕闇迫るゆりのき摩天楼

河津桜の血管

鮮烈な彼岸花

夜明けの鉄塔

気の早い銀杏

早朝のはたらくくるま がんばれー

恐竜のような何か
最近知り合った人生の先輩女性たちが、密かに生けられた草花や、片隅の植木に咲く小さな花に、ものすごく感動してストレートに喜びを表している姿を見て、なんという豊かな感性を持った人たちなんだろう!とあまりにも深く感じ入ってしまったので、煎じる爪の垢を頂戴できるほどの関係性に育てていきたい今日この頃です。
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