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ジャムの予定や労働についてなど

  • bongout7
  • 2024年1月19日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年1月21日


ガレット・デ・ロワの販売期間が終盤に突入しております。

いつまでもあると思うな店とガレット。

働く元気は十分ありますのでご注文はお忘れなきよう、どうぞよろしくお願いいたします。

詳細は3つくらい前の記事をご確認くださいませ。



仕込む余裕がなくジャムの種類が減る一方になっておりますが、

とりあえず先週いよかんママレードが出来ておりました。

春先までは柑橘シーズンなので常に何かしらのママレードを出していければと。

今年は忘れずにブラッドオレンジとグレープフルーツの注文を入れるつもりでおります。


いちじくジャムは棚に出ている残り数瓶で今季終了です。

終了したら猛暑を乗り越え9月までお待ちを。


パイナップル&マンゴージャムはかくかくしかじかで通年作っておりましたが、かくかくしかじかで初夏あたりまで一旦休止いたします。


いちごはまだまだ先の4月頃までしばしお待ちくださいませ。


こういう気候がおかしい昨今ですのでいつも通りに作物が出来るのを願うばかりです。

年末に無農薬栽培で農業をしているはっするファームの美穂さんが冬が冬らしく寒くならないと育つものも育たず虫も多いし、、とため息をついておられました。

自分の裁量ではどうにもならないものと対峙し続ける第一次産業の労働者たちの尊さよ。



という事で労働者について考えたい今年の一冊目の読書はこちら。(注:ここから雑記です)

ふむ、3時のおやつのおはなしかな~なんて感じですけど。

近代の女性労働者が歩んできた道についてのお話でした。


日本とアメリカにおける紡績女工たちがどのような労働環境であったのか。

彼女たちはいかにして労働環境の改善や労働者の権利を向上させて来たのか。

また、労働の傍らで行われてきた表現活動や女性の教育の機会の拡大。

それらの事が日常茶飯を通じて描かれています。


学校で習う歴史しか知らなければ教科書に載るようなカリスマ的指導者たちが権威をふるって世の中を変化させて導いてきたと思いがちだけれども、教科書に名が載らない普通の人たちが草の根的にそれぞれ影響し合って生活の中で小さくとも力強く働きかけじりじりと切り開いた道も今の私たちの生活に繋がっている。


この本を読んでいると社会を変えるにはすごく時間がかかるという事がよく分かります。

でも先人たちがあきらめず絶えず働きかけ続けてきた結果100年で10歩くらいは進んだのではないでしょうか。

前々回に書いたようなタイパコスパ脳の長い視点で物事を考えることができない人が増え続けたら、この先の社会は1歩も進むことはできないどころか後退してしまうのではないかという恐怖を感じてしまう。(ネガティブだからすぐ悪い方に考えちゃう)


ずいぶん前に読んだブレイディみかこ著「女たちのテロル」をふと思い出しました。

こちらは「焼き芋とドーナツ」とほぼ同時代を、しかし対照的にとにかく激しく(言論だけでなく暴力的に)戦い生きた女性たちが描かれています。

わたしが教育や労働や投票の権利を得ているのは過去の女性たちが立ち上がってこぶしを上げ血を流した結果なのだな、と静かに受け入れながらも複雑な気持ちで読みました。


どちらの本の内容も今の社会と生活の地続きにあり、今が到達点ではなく、現在もまだその途上なのだなあと100年先の5歩でも進めた(暴力的でない方法で)未来に思いを馳せて。



〆はこちらのドーナツソングを。

ドーナツが食べたくなっちゃっても当店では製造しておりませんので悪しからず。

ミスドのドーナツはココナツまぶしてるやつか黄色いじゃりじゃりをまぶしてるのが昔から好きです。




 
 
 

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