佐原のいちじく、初秋の味
- bongout7
- 8月28日
- 読了時間: 2分
更新日:8月30日
蝉も静かな午前四時台。イタチが2匹ちょろついていました。

八千代ではふるさと祭りの花火の終わりが夏の終わり。
最後の花火に今年もなったな
まさにフジファブリックの「若者のすべて」の世界と重なります。
のはずなのに記憶の肌感覚と現在の体感(暑さ)がずれにずれまくっていて、真夏のピークが去ったって早くテレビで言って!天気予報士!と強く願うばかりの8月末です。
それでも稲穂は黄金に色づき、そよそよとその重いこうべを揺らしておりました。

今年の実りの風景は多くの人にとって格別なものがあるのではないでしょうか?
令和の米騒動まだ続くしね、、
見渡す限り一面黄金色の田んぼが広がる利根川沿いを東へ車でひたすら駆けぬけ1時間半。
いちじくの仕入れに香取市佐原へやってまいりました。
折角なので香取神宮へ。

360度の緑、360度から蝉の声。

暑すぎて人がまばら。
祈るはただ一つ、この気候。
祈ってないで二酸化炭素を減らす行動しろよ。と思うだろうけど神様は。
いつもの農家さんとこで無事にいちじくを購入し帰路へ。
実は、去年は往復3時間の運転ののち、仕入れたいちじくを店で下処理して、他の雑用も終えへとへとで帰宅したら家の鍵だけがキーホルダーからなくなっていて大パニックの大捜索で見つからず大出費!というここ数年で最悪の出来事が起きておりました(半年後に車の中から出てきて項垂れる)。
わたしの中でいちじくの味が悲しい思い出と紐づいてしまったのです。
しかし今年は何も無くさず記憶が上書きされて本当によかった。
お客様にはまったく関係ないんですけど。
そんないちじくですが、

見ての通り鮮やかでみずみずしくてクリーミー。
この異常な暑さの気候下において、栽培の苦労が偲ばれます。
このまま食べて十分すぎるほどおいしいのですが、火を通したいちじくの旨味というものも捨てがたい。
いちじくの美味しさがぎっちり詰まったジャム、今年も完成です。

体感的には真夏ですが、これを口にすれば心は初秋。
いちじくジャムが一番好きって言ってくれるお客様が割と多いです。
どうぞよろしくお願いします。
お知らせがひとつ。
9月8日(月)臨時休業させていただきます。
(取引先の展示会に行くため)
この週は月火水とお休みです。
この夏、何度も遭遇しては心和ませてくれた桜の木に住み着く猫のおすわり姿で〆。






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