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合羽橋道具祭りへ行こう

  • bongout7
  • 10月8日
  • 読了時間: 5分

更新日:15 時間前


10月9日は道具(10どう 9ぐ)の日。

毎年10月の第2週、合羽橋道具街では合羽橋道具祭りが開催されています。


パン屋になる前は合羽橋南の交差点にある川崎商店に勤めていたので、店側として参加したことがありますが、今年は初めてお客さんとして行ってまいりました。


道具祭りの期間は忙しい。

祭り期間まっただ中でわたしは帯状疱疹を発症したほど忙しい。

だからお客さんとして行くのを控えていたのです。

でも消耗品や年末年始の買い出しを11月までにしたかったのと、予定が急遽空いてしまったのと、祭り期間の初日はスロースタートだろうということで行ったわけです。


ところがどっこい。

すごい混んでた。

ここ数年インバウンドで平日でも常に混んでいるけど、銀座線田原町で降りて向かうと合羽橋の入り口にある田窯さんではお客さんがわらわらとあふれ出しており、

え、合羽橋序の序の口の田窯さんでこれですか、、!?


そんな道具祭りの詳細はこちらです。

お買い上げ金額2000円以上でもらえる抽選券があるのですが、景品がめっちゃシンプルです。

すべて現金。

分かりやすいし、かさばらないし、すぐ使える。

米10㎏とか醤油1升とか当たってもうた。重いよどうすんだよ、、ってことにはなりませんのでご安心を。


わたしは100円×2、200円当たりました。

カード(ドレッジ)くらいは買えるかな~と思ったら、あれですらとても素敵な値段になってるのですね。

円安!ドル高!ユーロ高!高市新政権!

円安だからこそにぎわう浅草の地で、円安だからこそしんどい我が懐。


カードは何に使うかというと、生地を切ったり、台に広がった粉をかき集めたり、ボウルにこびりついた生地をまとめたり、パンや菓子作りに一つあると便利なものです。

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ちなみにわたしが20年以上愛用しているカードはフランスのマトファー社のカードです。

(画像下の真ん中のがマトファー製。下の右端の変色しちゃっているのが専門学校時代の教材カードで27年物。このカードには当時同じクラスだったはたさんの名前が書かれており、自分のと取り違えたまま卒業してしまったため今はどこで何してるんだろうと思いをはせるための存在。)

カードはこのようにいろんな会社の製品が数多ありますし、材料メーカーからおまけでロゴ入りのをもらったりもするし、プラスチック製の板ですから正直どれも一緒、それなりの強度があって手の大きさに合えば何でもよくね?みたいな道具。


しかし、マトファーが一番使い勝手が良い。

厚み、質感、強度、しなり感、パン生地を切り分ける際の切れの良さ、パーフェクト!って感じです。

数多のカードを持ってますが、無意識で手に取るのはマトファー。

そのマトファーのカードは昔は100円で買えたはずなのですが、今は500円台です。

でも20年使ってます。そしてまだ使えます。


そんな道具が溢れる合羽橋道具街。

買いたい道具が決まっている方はアマゾンや楽天で買ってもいいですけどもね、ポイ活とかお得に買い物したいですしね。

しかし実物を見て触って、ほかの類似した道具と比較できますし、詳しい店員さんならば実際に使った経験からのアドバイスを聞けることもある。


そして抽選で最大3万円当たるチャンスです!

10月13日(月祝)まで開催!

わたしのお世話になっている川崎商店と姉妹店ドクターグッズでは英語に長けたスタッフがおりますので外国人観光客をアテンドする人も安心です。

どうぞみなさまお出かけくださいませ。


年末年始の買い出しの主な目的はガレット・デ・ロワのとフェーブと王冠。

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2026年用はこんな感じ。

あと過去のデザインのものもいくらか仕入れております。


当店の2026年度のガレット・デ・ロワはご時世に合わせて例年通りの直径18㎝丸型と、直径15㎝丸型の2サイズをご用意する予定で検討中です。

15㎝のほうが割高にはなってしまいますが。


例年通り12月中頃よりご予約のご案内をいたしますので念頭に入れていただけると幸いです。



そろそろメレンゲやりたいなあと思うけども本日も日差し強く夏の暑さ。

日陰はさわやかですけれどもね。

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この感じでは冬の焼き菓子諸々の再開は秋休み後になりそうです。

秋休みは10月18日(土)から22日(水)まで。

どうぞよろしくお願いいたします。



雑記


ウーマントーキングという本を読みました。

とあるキリスト教系団体で形成される村の中で実際に起きた大量レイプ事件をもとに書かれた小説。


神を信じることで覆い隠され騙され黙らされる。

宗教って何なんだろう、組織の論理によってゆがめられる信心って何なんだろう、と感じ、一神教の宗教が核になっている国から人権という概念が生まれていることにも改めてすごく矛盾を感じました。


今世界のあらゆるところで起きている諍いにおいても宗教は無視できない存在で、やはり宗教を盾にして論理が矛盾していることばかり。


合羽橋もいろんな国の人が歩いていて、皆それぞれ違う宗教を信仰していて、でも皆同じ通りを楽しそうに歩いていて、サンプル屋さんできゃっきゃしてて、人間の内心て不思議だなあと思ったのでした。


ゴスペルやソウルをミックスした宗教的な楽曲が美しいNatalie Bergmanのこちらで〆


 
 
 

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