角食パンのこと

梅雨入りし、緑も瑞々しくなってまいりました。

目に青葉　山ほととぎす　いつもパン

夏の季語を二つ重ねた後に、季語ではない普遍的なパンを敢て最後におくことで、季節が移ろおうとも日々の何気ない暮らしが変わらずにそこにあることの尊さ愛しさをシンプルに表現した有名な句ですね。(うそ)

今回は角食パンのご案内です。

高級食パンブームなんて言うものもありましたが、うちの角食パンは質実剛健。

甘すぎず、しょっぱすぎず、軽すぎず、重すぎず、耳はざっくりと、中はもっちりと。

無口だけど存在感があって、そこにいるだけで安心する。そんなイメージです。

8種類ほど仕込むパン生地の中で一番仕込む量が多く、台の上に出すと抱き枕のような大きさです。

ふかふかしっとりもっちりしていて、とても眠い時など顔をうずめたい衝動に駆られることもしばしば。

角食パンの生地は、角食パン用、ロールパン用、ピーナツコッペなどの菓子パン総菜パン用に分割します。

角食パンは2斤型を使用しており、2斤型1本にこのように俵型に成型した生地を4玉入れます。

ひとりでやっておりますので5本分20玉の成型が限界。

パン生地は生きておりますので、成型している間にも元気に発酵をしています。

1番最初に成型したものと最後に成型したものではどうしても時間差があり、数が多すぎると発酵のタイミングがずれすぎてしまうためです。

型に入れて2次発酵し、こんがりと焼き上げて出来上がり。

耳をカリカリに焼いて食べるのがおいしんですよ。

めちゃくちゃパンくずが落ちるけれども。

雑記

今季はMLBの試合をやたらと見てるんですけどエンゼルスが負けすぎてて、これを書いてる時点で14連敗になってしまった。

監督が解任されちゃったけどまだ負けてるし、、

キレキレなショートのVelazquezでさえエラーしてるし。

もう二度と勝てないのではと思うほど何やってもダメな時ってあるよなあ、、

と、私も最近なんだか低迷中なので彼らの低迷っぷりを我が身と重ねてみてしまうのでした。

それにしてもMLBの試合を見ていると、日本の野球みたいに観客による鳴り物応援とか応援歌を熱唱するような光景はないんだなと。

(うちの姉曰くソフトバンクの応援歌がくそダサいとのことだけど、私からしたらどこも同じような気が、、)

MLBと音楽っていうと選手の登場曲にヒップホップ多いなあくらい(あとイチローの天城越え)のイメージしかないなあと、思っていたら音楽から始まるメジャーリーグ入門なるマニアックな書籍が4月に刊行されている情報を得たのでそのうち読もうと思います。

昭和の人間なので野球ソングでまず思いつくのがこれだった。