御礼申し上げます2023
- bongout7
- 2023年12月31日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年8月18日
年末の空、鱗雲が広がってました。

今年もたくさんのお客様にご来店いただきまして、
パンやお菓子、ワインなどをお買い上げいただきまして、
みなさまの食の喜びとなり、エネルギーとなり、血肉蓄えとなり、
そうしてわたしはつつがなく日々を暮らすことができました。
深く感謝申し上げます。
今年は夏に15日間も休むという初めての試みがありました。
そんなに休んだら経済的に厳しいぞ、、という以上に、
すっかり存在を忘れられてしまうのではないか?日々のサイクルから外されてしまうのではないか?という恐怖があったのでした。
が、営業再開してみれば悲劇的な事態にはならず安堵。
先日某イベントで社会学者の富永京子先生が、
流行語大賞にノミネートされていた蛙化現象やコスパとかタイパとか「最近の人々が時間が経つのを待ちきれないのはどうしてか」という事について話していました。
なぜそんなに社会や組織や人間関係に見切りを付けるのが早い人が増えているのか。
物事を短期的にしか見れなくなるくらい社会に対する信頼が損なわれているのでは。
またはむしろ社会の方からいつ見切りを付けられるのか分からない恐怖と裏表なのか。
などという考察を聞いていてハッ、、!となりました。
夏に休みを取るときに感じた恐怖は(13年以上営業を続けてきた事実があるにも関わらずその長さからしたらたかだか15日間の休みだというのに)まさに見切りを付けられるのではというもので、それはつまりお客さまを信頼してなかったという気持ちが根底にあったのか、、
うおぉぉ疑心暗鬼ここに極まれり!
見切られはしなかったしたくさんあたたかい言葉をかけてもらったのになんと情けないことか。
これが2023年の反省点です。
2024年は引き続きコツコツとお客様からの信用を積み上げつつ、
お客さまを信頼し、そして信頼される店でありたいと思います。
年始は1月6日( 土)から営業いたします。
どうぞよろしくお願い致します。
年の瀬だからしっとりと人生について哲学的になりたくもなるし、
とはいえ年越しは高揚して頭空っぽにして踊り狂いたくもなるし、
そんな両極端のような気持ちにぴったりなこの曲で〆
コメント