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濃い紫の、

  • bongout7
  • 2月20日
  • 読了時間: 4分

更新日:3月24日


薄い紫の、朝

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濃い紫の、夜

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濃い紫の、ワイン

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定番のランブルスコ、瓶の形状とラベルが変わりました。

前の瓶の形、好きだったんだけどな。



濃い紫の、ジャム

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かくかくしかじかでブルーベリーを入手したので、赤ワインとスパイス(シナモン、クローヴ、ジンジャー、ナツメグ)を加えてジャムを作りました。

かなり煮詰めたのでプリっとかための仕上がりです。

ホットワインのような冬に欲する大人の味。

※アルコールは飛んでいます


このジャムは白いパンよりライ麦などの茶色いのパンと相性がいいです。

バニラアイスかチョコレートアイスにかけるのもおすすめです。

あたたかいお部屋でリラックスした時間のお供にどうぞ。

リラックスしすぎてうっかり白い絨毯にこぼしたりすると、この濃い紫色が確実にシミになり、見る度にため息をつく羽目になりますのでくれぐれもご注意ください。



2月は強風に吹かれ続けている間にするりするりと時が流れてもう終盤。

3月もいつも通り営業する予定です(火曜水曜定休日)。

クロワッサンやフロランタンなどの冬限定メニューは3月までなので食べ忘れの無いようにお願いします。

気温次第なので、3月でも暖かすぎる日が続くと早く切り上げることもあれば、涼しければ4月まで伸びることもあるやも。

気温次第なので。

地球次第なので。






雑記


映画も好きなのですが、イメージしながら小説を読むことが好きなので、読んだことのある小説の映画はなかなか食指が動かない。

とはいえ、たまには観ることもあるわけで。


そんなこちらを鑑賞しました。

生理が始まってから長年PMSに悩まされ続けている藤沢さんと、充実した日々を過ごしていたはずなのにある日突然パニック障害になってしまった山添くんという、自分の意志と努力ではどうにもならないままならない身体を抱えたふたりが同じ会社で働く同僚として関わりながら互いにケアしケアされるお話。


私は昔の職場にいた同僚Mさんの事を思い出していました。

Mさんはある日突然高熱を出して倒れてから脳にダメージがあったらしく、記憶力などが悪くなりぱっぱっと咄嗟の判断をすることが難しくなったなど、自分の意志と努力ではどうにもならないままならない身体を抱えていました。

いつもニコニコした朗らかで優しい人、和む反面、忙しい場面では仕方ないと分かっていてもイライラしてしまう事もありました。


夜明けのすべての藤沢さんと山添くんが勤める会社は売上よりも「無理なく、怪我無く、安全に」をモットーにしたゆるい社風であり、社長をはじめとした社員たちの理解と包容力によってPMSの衝動的な激しいイライラもさらりと流してくれる安心空間が保たれており、私は昔の職場でのMさんに対する自分の振る舞いを省みざるを得なかったのでした。


そういうよき人とよき環境に恵まれること恵まれ続けることはなかなか難しいことで、藤沢さんと山添くんが良い会社に恵まれたからよかったものの現実には恵まれることはおそらく稀で、恵まれず絶望し続けたらどういう人生になってしまうのだろう。Mさんも。

そんな賭けみたいな社会で良いのだろうか。


今月、Mさんとも一緒に働いていた元同僚Yさんがうちの店に来てくれて「Mさんて今どうしてるかねえ。元気にしているといいねえ。」という話になりました。


Mさんのポストにお守りを届けることはできないけれど(原作では元日に山添くんのポストへ匿名でお守りを投函した密かに彼の幸せを願う人が3人もいる)密かにMさんの幸せを願っている人がYさんと私と、最低でも世界に2人は存在していると、伝わらないけどふんわりとでも伝わるといいなあ。

タンポポの綿毛くらいの弱いけどよく飛ぶ念力的なもので。


そんなこともあり、最近また賞を取って話題になっていたのもあり、夜明けのすべて映画版も観たよというお話でした。



こちらは夜明けのやちよ

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