雪降る日のいちごジャム
- bongout7
- 3月26日
- 読了時間: 3分
更新日:3月29日
雷雨、強風、吹雪、晴天と24時間に詰め込みすぎです!
というお天気の日に仕入れてきました、ジャム用いちご。

横芝光町まで車を走らせ、着いたのはストロベリーハウスアサノさん。
毎年お世話になっております。

例のごとく摘み取りをさせてもらいました。
いつもならばTシャツ一枚でも汗をかくようなあたたかなハウスですが、初めてヒートテックを着用で震えながら臨むことに。
なぜならば外は雪(雪が降るとは露程も思ってなかったけれども)。

あたたかなハウスで健やかに育ついちごたち。
見惚れつつもガンガン摘み取ります。

いちごはお花も青い実も可愛いらしく。

こういう形のいちごこそ愛おしく。
もう何年もいちごの摘み取りをさせてもらっているのにいちいちに新鮮な喜び。
とはいえ、いつまでも眺めているわけにいかないのでガシガシと処理をしていきます。

いちごはこの可愛らしさのくせに、とにかく灰汁がすごい。

延々と沸き上がってくるので鍋から離れられない。
目を離すようなら鍋から吹きこぼれてやるぜ、くらいのいちごの強い意志を感じます。
灰汁を取り続けながら煮詰める事、数十分。

当店のいちごジャムは粒をごろりと残すスタイルです。
汁気の部分はさらりとしているのでパンに乗せる場合は食べ方に慎重さが必要となります。
水切りしたヨーグルトに添えればちょっとしたデザートに。
春の味、どうぞよろしくお願いします。
季節の変わり目は、いつもの景色がいつもと違う顔を見せてくれてたのしく。
朝焼け

河津桜の並木

お肌潤う朝霞

蕾膨らむソメイヨシノ

3月は卒業だの引っ越しだの退職だのとご挨拶で使う焼き菓子をご注文いただくことが多く、人生の一区切りに当店のお菓子を使っていただけるとは有り難い限りです。
自分で店を始めてから、変化も終わりもすべては自分次第という状態で早十数年。
学生の頃のように時間の経過で強制的に入学や卒業といった生活の変化があるというのは今となってはちょっとうらやましくもあり。
なぜなら、ストロベリーハウスアサノさんちのお子さんたちは最近まで小学生だったはずなのにいつの間にか大学生になっていて、見た目的な(もちろん中身もだと思うけど詳しく知らないので、、)成長の変化と未知の未来の数々がその体に詰まっている感じに若さっていいなあー!と思ったからで。
しかし、家業でいちごを育て続けながら子供ふたりを大学進学まで育てたご夫婦の、変わらずにそこにあり続ける事によってこそ生きる未来なのだなあと。
自分でいっぱいいっぱいの時点で浅野家のすごさとは雲泥の差ですが、私もここに店があり続けることで誰かの未来の何か一欠片になればと思うのでした。
お客様のお力添え(というご来店)あってこそですので、4月からもどうぞよろしくお願い申し上げます。
人の心も変わるもの。
と、嘆いているのに喜んでいるようなポップなこちらの曲で〆。
画像が粗すぎるなあ、、と思ったらリリースが18年も前になるのかこの曲。
CD買ってた時代だよ。
時の流れこわい。
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